about me

四国に生まれた祖父が大阪に出て来て帽子工場を立ち上げたのは昭和の初め、まだ日本が素朴で穏やかな時間が流れていた時代でした。西洋文化の広がりとともに日本でも帽子を愛用する人々が増え始めました。まじめな日本人が作る帽子は美しく、海外でも評価が高かったとされています。一つひとつ丁寧に仕上げる帽子作りは戦後、高度成長の流れとともに分業化され、より効率を求めるようなものづくりへと変わってゆきました。しかしながら私たちの帽子づくりは、祖父の時代から引き継いだあるがままのスタイルです。一つひとつの工程をまじめに守り続けています。匠の継承は私たちの品質に対する自信とお客様からの信頼に繋がっています。